2012年7月4日水曜日

映画『ものすごくうるさくて ありえないほど近い』は人間嫌いの特効薬

映画『ものすごくうるさくて ありえないほど近い』をDVDで観ました。
米の9.11のテロでお父さんを亡くした少年のお話ですが、映画のラスト近くに少年とお母さんがお父さんのことを思い出して語るシーンがあります。
少年はパパがママをいかに愛していたかを伝えるためにこんなセリフを言います。

「言ってたよパパが『ママをホントに愛してる、だっていい娘(こ)なんだよ』って」

それを聞いたママは声もなく号泣。
本当にいいセリフです。

このセリフには色んな愛が詰まっています。
素直に伝える愛、
子供を子供扱いせずに向き合う愛
お父さんの愛から学んだ愛

物語に登場する全ての人が結果的に"人の痛みが分かるいい人"だったという最高の癒しを持った素晴らしい作品なのですが、
私はこのセリフが特別響いてしまいました。
そして、ママと一緒に泣けてしまいました。

このシーンを観るだけでも意味のある素敵な映画。
酷い出来事があって人間嫌いになりそうな時、きっと特効薬になってくれます。


http://wwws.warnerbros.co.jp/extremelyloudandincrediblyclose/index.html#/home

0 件のコメント: