2012年12月9日日曜日

風男塾の曲「人生わははっ!」が妙に心に響くのです。



遠いお知り合いの音楽プロデューサー成田忍氏(from京都)がプロデュースする、男装アイドルユニット『風男塾』の新曲「人生わははっ!」を聴かせて頂きました。

当然、アイドルなので、可愛らしくて華やかで・・・ それゆえにちょっと見えなくなりがちですが、彼女達(彼ら?)の数々の曲にはアイドルらしくない"非常にストレートなメッセージ"がこめられています。

「腹が痛いほど笑ってないよな!涙が出るほど悔しくないよな!何か難しく考えすぎてないか?」
「生きてると良いことも悪いこともあるよ! 良いことも悪いことも、まず受け入れようじゃないか」
「僕らは生きる一生懸命生きる。振られても嫌われてもいじめられても生きる 生きている理由なんて考えないで生きる 死にたい時もあるさ だけど僕らは生きる」
「植木鉢で咲く花や、籠の中で生きてる鳥は本当の自分の場所と疑うことなんてしないはずだろ」 
「"幸せ"という文字は"辛い"と一筆違い紙一重なこの道を誰もが歩いている」
「心を受け止めるれば愛という文字になる。相手を認め許しあう、命がある限り」
など、無邪気に歌われているたくさんの楽曲の中に、今の時代を病みながら生きてる我々の心にしっかりささってくる言葉がたくさん埋まっています。

大人ぶって説教臭くメッセージして癒す、みたいな甘っちょろいものでなく、緊急事態に陥った人の腕をガシっとばかりに鷲づかみにするような力強さ。とでも言えばいいのかな?

そのメッセージが8人の女の子(男の子?)の個性的なキャラクターにしっかり乗っかって・・・ 
そこには「アイドルと持ち歌」という関係とは違って、メッセージが、歌う人の「想い」とか「心」にまで昇華されて染みだして来るのです。
ライブを拝見した際も、ステージの8人はその「心」をプロフェッショナルとして表現しきっていました。

実は、私は、アイドルのことはよく分からないんです。
もう興味ないとさえ言い切れる。

だから、時代が求めるメッセージパフォーマンス・ユニットとしての風男塾に注目してます。
病める現代の崖っぷちにかろうじてぶら下がって生きてる人たちを叱咤激励して救うプロジェクト。
無垢な子供さんにも、思春期の若者にも、悩み多き社会人低学年にも、疲れ切った社会人高学年にも、出すもん出し切った定年間近のサラリーマンにも響くパフォーマンス。
そこには、猫背になった背中をパーンとばかりに叩いて、目の前にある暗雲をかき分けてくれる歌があります。
心ある人には響く「優しさ」と「エネルギー」が溢れています。
「日本を元気に!」 どこかの政治家の演説や文化人のこんがらがった理屈よりも、こんな歌がそのきっかけになったりするのかもしれない。

人生なんて一度しかないから 悩むヒマがあれば わははっと笑え!

今の私にも、妙に響く言葉です。

皆さんも、豪快にわははっ!と笑ってみてください。




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