2013年9月1日日曜日

大切なのは「人としてどうなのか」でしょ?



マネースクールUNOのオフィスでのお話・・・


個人面談ブースからデスクに戻って来た女性インストラクターがボソっと言いました。


「できる限りの助言はしたけど… これであの人の生活はいい方向に向かってくれる
かしら?」


お子さんの教育費や、生命保険の月々の支払いだけで、毎月の給与を超えてしまう、
常時赤字生活から何とか抜け出したいというお母さんが個人面談に来られたそうで、
そのインストラクターは、相談者の方の、保険の、必要以上の大きな保障で肥大して
いる毎月の掛け金を圧縮して、まず生活を正常化。
余裕が出て来たら小額の投資を考えては? と提案したとのこと。

お子さんの学校の授業料は圧縮しようがないので、注目するのはもう一方の定期的な
支出、保険の保障が適正かどうかという点。

保険代理店の「これなら安心ですよ」攻勢に見事にのせられた、よく考えると無意味
な保険や、必要以上に大きな保障。

そこには「契約者の今の生活と将来の為に」と言う想いでなく、「自分の営業目標の
達成」しか考えていないビジネスマンの醜態が見え隠れしています。

契約を最低限必要な内容にダウンサイズする、もしくは他の保険に乗り換えるしかな
いという結論。

その修正が功を奏して、生活が安定し始めてから投資を考えては? というインスト
ラクターの判断とご提案となりました。


「いいことしましたねぇ」という私の言葉に。

「人としては正しいことをしました。ビジネスにはなってないんだけどね…」と彼女
は小さく微笑みながら答えました。


「人としてどうなのか?」



それはマネースクールUNOの判断基準に、常に登場して、常に重く重く扱われる
言葉です。
顧客を「安心」という幻想でがんじがらめにして「売る」のではなく、顧客の日々の
生活や未来を重視した正しい道を理路整然と示すコンサルティングこそが、本当の
「安心」に辿り着く近道。
派手なプロモーションやキャンペーンに、思わずなびいてしまうのが人間の本性です
よね。
それ自体は悪い事でも何でもないです。
マーケティングを担当している人間だからこそ… 白状すると、その手法が王道
だったりもします。

でも、マネースクールUNOのマーケティングのコンセプトは、今時珍しい超シンプル
なものです。

マネースクールUNOの本質的な良さを深く遠くに効率よく伝え続ける事。

それ以外の手法… 

「ないものを、あたかもあるように見せたり」「小さなものを巨大に見せたり」
「余計な不安を煽る」手法は、一切"禁じ手"となっています。

マーケターにとってはメインの武器を奪われたようなものですが…(笑)

それが、マネースクールUNOの心。
それ故、私にとっては、毎日が自身の本当の「情報発信力・伝達力」の資質が問われ
るチャレンジです。

強力な武器も、飛び道具もない丸腰のマーケティング。

人の気持ちを巧みに操って「売る」のではなく、顧客の未来を重視した正しい道を
理路整然と示すコンサルティング。

「何かを売る」というアクションが、ここまで巧妙かつテクニカルになった社会に
敢えて逆行したかのような『クリーン & ストレート』さ。

自画自賛モード全開ですが・・・
ちょっとカッコよくないですか? 

勝手に言ってろって?(笑)

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