2013年10月29日火曜日

全てが「俺様」になってる「七光り」に最悪の胸くそ



「親の七光り」って羨ましい。

「自分で生き方を選べないから俺たちは不幸なんだよ」って言われても、
生きる基盤を無条件で譲ってもらえるなんて、やっぱり羨ましい。

ただ…
「親の七光り」があるという理由だけで、知りもしないそのご子息を悪く言う人がいるけど、「親の七光り」が社会人としての価値を左右するものでは決してないと思う。
「運も実力のうち」という論法で行くと、その人生を、その親を引き寄せた運も実力のはずだから。
あまり執拗に否定してると「嫉妬」になってしまうので要注意だ。


家業を継いだ兄と、実家から離れた土地で自分のビジネスを必死で展開している弟に出会った。
「親の七光り」で自由になる大きなお金を手にして、そこそこの社会的地位を得て、七光りなコネクションを手に華やかな存在となった兄が、弟に「俺に比べればお前はまだまだだ」的な発言や無礼な態度を繰り返す光景を目の当たりに。

薄笑いと嫌悪感。

起業者への敬意、基盤を作ってくれた人への感謝を忘れずに、自分の責任を命がけで全うする「七光り」は、素晴らしい。
全てが「俺様」になってる「七光り」は胸くそが悪くなる程に最悪。

その大きな幸運を間違って受け取り、間違って使っている、分かりやすい見本。
「ゼロから自分のビジネスを築き上げている人」への敬意がない「親のビジネスを引き継ぐ人」。

あまりにも格好悪い人生だ。
こんな人間に求心力があるのかな?
こんな無礼な人間の回りにいい人が集まって来るかな?


もし… 私が彼の父親ならば、
この息子に自分の命である会社を任せるつもりなら
この子を立派なリーダーにしたいのなら
心を鬼にして、千尋の谷に我が子を突き落とす獅子になるだろな。

柄にもなく、そんなオヤジ臭いこと考えてしまった。

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