2015年10月10日土曜日

言葉ってなんて薄っぺらなんだろう





言葉を生業(なりわい)にしている私がこんなことを言ってしまうと「身も蓋もない」のは明らかだけど、今日は言いたくて仕方ない。

「言葉ってなんて薄っぺらなんだろう」


感謝も、謝罪も、共感も、賛辞も、友情も、愛情も
そのメッセージが本当に伝わるのは、言葉に『行動』が伴った時のみ。

どんな綺麗な言葉も
どんな感動的な言葉も
どんな申し訳なさそうな言葉も
どんな思いやりを感じさせる言葉も
言葉は『伝えるためのきっかけ』に過ぎない。

自分の想いを込めた言葉で相手が振り返った時に自分が何をするのか
相手に何を働きかけるか
それが『相手の心に伝える』ゴールなんです。

何がどう動いたか
何がどう変わったか
それでのみ相手は言葉に寄り添う想いをくみ取れるのだと思います。

では、言葉を生業(なりわい)にしている私はどう生きる? 
そして何を書く?
たかが言葉と諦めることなく、せめて自らの行動を喚起するような、自分に嘘のない本物の言葉を紡いでいきたいと切に思う。


「嘘」「帳尻合わせる」「その場を収める」「曖昧に濁す」 自分はそんな言葉を使いたくないし、他の人のそんな遠まわしな言葉にももう近づきたくない。


私には、そんなこと悠長にやってる時間はもうないから。

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