「6年間、俺はずっといい気になってた。いい気になって西原みたいな違う世界の人間を会社に迎え入れた。そして、会社を必要以上に大きく有能に見せて更に天狗になって本来やるべきことを忘れてしまった。今振り返るとこの6年間は無駄な時間だった」
今回、会社の退職勧奨に折れて会社を辞めることを公式に伝えたときに、経営者がそんな言葉を僕に吐いた。
懺悔しているのか、逃避しているのか、責任転嫁しているのか、攻撃したいのか、単に混乱しているだけなのか僕には全くわからなかった。
パワハラと言っても過言でない暴力的な退職勧奨をしたり、雇用条件(給与額)を好きなようにするために社員を子会社間で移籍させて精神的に追い詰めたり…
「すべて俺のせい」とカッコいい言葉を吐きながら、その実、すべてを周りの人のせいにしている、そのカッコ悪さにも辟易。
ただひとつ言えることは、社員にも寄り添えない人間がクライアントに寄り添えるはずなどないってこと。
強引なビジネスモデル変更によって会社の本業である営業が倒壊寸前の状態にあっても、僕が2016年に渾身を込めて作った書籍は売れ続けて、数日前にも出版社より増刷の知らせがあった。発売2年経過して増刷なんてありがたいレアな状況。
「無駄な時間」と罵る彼と彼の会社は、引き続きそこから僅かばかりの印税と、大きなネームバリューを得続ける。
無駄な時間だったかどうか… それぞれの主観がどう感じようとそれは自由。
でも、西原が無駄な仕事をしたかどうか真実を判断できるのは彼でも西原自身でもない。
それを決めるのは、周りで我々の仕事を見てきた世の中であり世論だ。
僕は穏やかな気持で言える…
「輝かしい6年間をありがとう」
だって、僕は目一杯やって、大きな形を残した自覚があるから。
金融庁「株式会社財コンサルティングに対する行政処分について」
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