2019年5月19日日曜日

金融庁から行政処分を受けた株式会社財コンサルティングにいました


昨年春まで在籍したFP会社についての悪評を耳にして残念に想う。

「投資は少額でもコツコツやれば資産が作れる。誰でも将来に夢が持てる。」
そんなことを言いながら変額保険(生命保険に投資信託機能がおまけ的に付加してる)なんて商品を長年販売してきたFP会社が「実はそれなりの金額を積み立てないと老後なんて無理。それをやらせる強制力が我々の仕事」と引き込んだ少額投資家の顧客を切り捨てるような営業方針転換を実行。

「裏切られた」という声が起きても仕方ない。
そんな声が今後ますます大きくなって行っても仕方ないですね。

ボランティアでない以上、ビジネスだからという理由は全く構わないですが、顧客を己の都合で裏切ってるように見えてなりません。顧客は物じゃなくてそれぞれに心があってそれぞれに人生のある人間なんです。

コンサルも無料から会費制に切り替え。(ただし、多くのFPは有料レベルのコンサルができていないとの評判は多い)
投資額の多い顧客だけを囲い込む方針。少額の顧客相手では手にできる手数料も少ないし、何よりも投資額が少なければ利益も少ないので顧客自身も年数万円と言われる会費なんて払えるはずもないですから。
社会に対して「投資家の利益を優先する」と明言してるのに、利益どころか、遠まわしに必要ない顧客は切り捨てていってるという現実。
自己都合の山盛りに見えて仕方ないです。

結局、自己責任の自己判断と放置するんでしょうが…
錦の御旗に掲げた「投資を根付かせて日本を元気に」は大間違いで「我が社を元気に」「我が家を元気に」って目的が丸見えなんです。多くの人の前で朗々と大げさに夢を語り多くの人間を投資へと誘ったはずなのに。

詐欺ではないけど「人の、幸せになりたい欲望」を私利私欲や自意識のために巧みに利用した宗教のように見られています。
人はそんな会社に命の次に大切なお金を預けられないような気がします。

金融庁や近畿財務局から行政処分を受けた際に、検査で見せたくない書類を隠したり、提出する役員会議の録音を偽造したり「従業員に対する適切な動機付け枠組み」を謳いながら従業員の給与を不当に減額して生活を追い詰めたり、病気で心身ともに弱っている従業員に退職勧奨したり、公正な人事評価のためとスタートした外部人事評価サービスを独断都合で中断したりした会社なので、ここで信頼などという言葉を使ってはいけないのかも知れませんが…
ビジネスとは言え、自分が豊かに生きるために他者の人生や幸せを軽視する。
関わっていた人間としてはとても残念で悔しいです。

金融庁「株式会社財コンサルティングに対する行政処分について」

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